離婚裁判は現代人にとって、それほど無関係なことではありません。
それは離婚の件数が増加しているからです。
もちろん、離婚をしても離婚裁判にまで発展することは稀です。
それ以前の調停などで双方が妥協するケースがほとんどだからです。
離婚裁判を起こす人のほとんどは、調停が不成立となっても、裁判で勝つ可能性が高い場合です。
つまり、相手側に明らかな離婚成立の条件がある場合です。
例えば、浮気をしている場合、暴力を振るう場合、その他にも配偶者としての義務を果たさない場合などがあります。
浮気は昔からありましたが、最近は家庭内暴力が増加しているようです。
DV事件として新聞に出ていることもよくあります。
離婚裁判の事例を見てみましょう。
夫が暴力を振るっていたため、子どもを連れて別居生活をしていた夫婦です。
離婚調停を申し立てましたが、夫側が離婚を拒否していました。
そこで離婚裁判を起こし、子どもの親権と養育費の支払いなどを受けることができるようになりました。
この例などは現代の離婚裁判の典型的なものと言えます。
夫は暴力を振るっているのですから、裁判で勝てる見込みはありません。
それなのに調停には応じないのです。
自分の考えを何とかして押し通そうと言う性格なのでしょう。
このような考えの人は、裁判所が説得しても納得してくれません。
法律によって強制的に従わせる方法しかないのです。
社会的には立派な大人なのに、どうしてそんな簡単なことがわからないのでしょう。
まるで子どもと同じですね。
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