我が国の離婚問題が今ほど大きくない時分から、アメリカの離婚問題は大きな話題でしたね。
アメリカでは、離婚率がとても高くて、数秒に一組の割合で離婚しているなど、ニュースやワイドショーなどでよく耳に入ってきていた時代がありました。
まだほんの数十年前のことです。
日本は、多くの事柄に関して、アメリカの後を追っているようなことをよく言われます。
つまり、アメリカで起こっていることは、10年後、20年後の日本の姿であると言われているのです。
ですから、当時から、もう10年~20年もすれば我が国も離婚率が急増すると言っていたかたがたも大勢いらっしゃいました。
案の定、その予測は的中して、現在、我が国の離婚問題は大きなものになりつつあります。
アメリカの離婚問題は、その後もとくに改善の兆しを見せるわけでもなく、貧困に困る母子家庭が増える一方ですし、子供たちの精神的ストレスもどんどん広がりを見せています。
そもそもアメリカの離婚率が高まってきたのは、アメリカ人の根底にある「個人主義」が原因となっているとされています。
皆さまもお聞きになったことがありますでしょう。
アメリカでは、個人を起点にした家族観を持っているので、結婚しても相手の両親や兄弟姉妹は、あまり関係がありません。
ですから、相手に対する好意がなくなった時点で、すぐに離婚してしまうのです。
日本は、個人と同じくらいに家と家の結びつきを重要視してきましたが、これも徐々に変わってきていますね。
善い悪いは別として、このような面でもアメリカ的な考えに近づいているのかもしれません。