実際に財産分与を行う際に注意した方がいい点についてお話します。
財産分与を現金で分けるという場合には、一括払いにした方がいいと思います。
金額が高額である場合や現在手持ちが少ないなどの理由から分割払いしかできない人の場合には、1回あたりの支払額を多くしておいてください。
支払い期間は極力短い方がいいですし、分割払いについてはきちんと約束させておかなければいけません。
あまりに期間が長くなると離婚後支払うことが面倒になったり、離婚して新たな生活が始まって新たに出費が増えてきたりして支払い能力が減ってしまったりすることも考えられるからです。
いつまでも離婚した相手と関わりをもっているのも、お互いに面倒だということもあるでしょう。
できる限り短い期間に終わらすことができるように、がんばってまとめて支払ってしまうようにしましょう。
もしも分割払いになるのであれば、強制執行認諾の文言がある公正証書を作っておいた方がいいと思います。
将来言い逃れされないようにするために必要な書類です。

財産分与を現物で分けるという場合には、それぞれの財産について名義が誰になっているのかを確認しておく必要があります。
不動産名義はどちらなのか、車の名義はどちらなのかなど1つ1つについて確認してください。
特に不動産を財産分与する場合、所有権移転の登記手続きが必要となります。
手続きを行うには両者の合意が必要ですし、両者の申請が必要となります。
不動産を分ける場合には登記書類を一式用意しておいた方がスムーズに手続きが済むと思います。
不動産などの財産分与については、自分たちの間で口頭で済ませるのではなく専門家にアドバイスを受けて必要な書類を作成して手続きを踏むようにしてください。